- 米ドルの力強い回復を背景に、USD/CAD は 1.4400 を超えて反発。
- 11月の米耐久財受注は1.1%減少し、予想の0.4%減少を上回った。
- 10月のカナダ経済成長率は予想の0.1%に対し0.3%だった。
USD/CADペアは月曜日の北米セッションで1.4400を超えて反発した。水曜日と木曜日はそれぞれクリスマスイブとボクシングデーのため、休暇が短縮された週の初めに米ドル(USD)が大きく反発し、ルーニーペアは上昇した。
主要6通貨に対する米ドルの価値を追跡する米ドル指数(DXY)は108.20近くまで急上昇した。ドルは、11月の米国個人消費支出(PCE)価格指数データの伸びが予想よりも鈍かったことによる金曜日の損失の半分を取り戻す。
米ドル回復の主な理由は、連邦準備理事会(FRB)当局者が2025年に向けた利下げ幅を縮小するよう指導していることから、見通しが明るいこととみられる。最新のドットプロットによると、当局者らはフェデラルファンド金利が2025年末までに3.9%に上昇するとみている。 。
経済面では、11月の米国耐久財受注が予想を下回った。生鮮耐久財受注は1.1%減少し、予想の0.4%減を上回った。 10月の耐久財新規受注は0.8%増と、0.2%から上方修正された。
一方、10月の国内総生産(GDP)月次統計が予想を上回ったにもかかわらず、カナダドル(CAD)は依然として軟調だ。カナダ経済成長率は0.3%で、予想の0.1%や前回発表の0.1%から上方修正された0.2%を上回った。