不調のアルカラスがルブレフを破りATPファイナル出場権を復活

不調のアルカラスがルブレフを破りATPファイナル出場権を復活
2024年11月13日水曜日、イタリア・トリノのイナルピ・アレーナで、テニスのATPワールドツアー・ファイナルのシングルスでロシアのアンドレイ・ルブレフと対戦し、勝利を祝うスペイン人のカルロス・アルカラス。

2024年11月13日水曜日、イタリア・トリノのイナルピ・アリーナでATPワールドツアー・ファイナルのシングルステニスの試合でロシアのアンドレイ・ルブレフと対戦し、勝利を祝うスペインのカルロス・アルカラス。写真提供: AP

スペイン人のカルロス・アルカラスは、水曜日(2024年11月13日)、ロシアのアンドレイ・ルブレフを見事に送り出し、ATPファイナル出場への希望を復活させながら、自分の感情を軽視した。

4度のグランドスラムスペインチャンピオンはトリノで呼吸器疾患に悩まされており、ルブレフ戦ではピンクのノーズテープを巻いて6-3 7-6(8)の大勝を収めた。

ジョン・ニューカム・グループの最終戦では、2度優勝し世界2位のアレクサンダー・ズベレフがノルウェーのキャスパー・ルードを7-6(3) 6-3で破り、シーズン終盤の好調ぶりを強調し、優勝を果たした。今週2勝目。

今年シーズン後半これまでに行われた男子シングルスの8試合のうち、3セットにまでもつれた試合は一つもなかった。

初めてのタイトル獲得を目指していた第3シードのアルカラスは、ルードにストレート負けに終わったグループ初戦の時よりもずっと鋭くなっていた。

「驚いた」と、火曜日にコートでのトレーニングセッションを放棄しなければならなかったアルカラスは語った。 「私は自分の試合と自分がしなければならないことに集中しようとしただけであり、気分が良くなかったわけではありません。一度コートに入れば、そのことは忘れなければなりません。

「ベースラインから良い感触があり、今日はより多くの選択肢があるように感じました。」

最初の6ゲームをスプリットした後、アルカラスは決定的なフォアハンドでルブレフのサービスをブレー​​クし、5ゲーム連続でゲームをコントロールして試合の主導権を握った。

同じくズベレフに初戦で敗れた世界ランキング8位のルブレフは、第2セットでもアルカラスに残り、ドロップショットを追いかけた後のルーティンボールを外さなければ、2-2でいくつかのブレークポイントを掴むことができたかもしれない。

両選手とも好サーブを放ち、試合は緊迫したタイブレークに持ち込まれ、アルカラスが勝ち上がったが、勝利を決定づけるまでに2度のセットポイントを回避しなければならなかった。

ルブレフは2022年に準決勝に進出して以来、ATPファイナルズで6試合連続ストレート負けしている。

グループ内では何も決まっておらず、ルブレフさえも出場権から外されているわけではないが、アルカラスが出場権を得るには金曜日のグループ最終戦で世界2位のズベレフに勝つ必要があるだろう。

ドイツのズベレフがアルカラスを破ってグループ優勝し、ルブレフがルードを破った場合、最終的に3人の選手が勝利を収めることになり、セット数とゲーム数で分けられることになる。

ズベレフのプレーを考えると、しばらく立ち止まる必要があるだろう。彼はルードにプレッシャーをかけられたが、第1セットのタイブレークでプレッシャーを強め、エースを数本打って第1セットへ向かう途中でミニブレークを確実なものにした。

2022年に決勝に進出したルードのサーブはこれ以上のものはなく、試合全体でファーストサーブを外したのは9本だけだった。

しかし、ズベレフが決定的な反撃を成功させたとき、第2セットの3-4でサーブを打ったときのいくつかのミスが代償となった。

その後、ズベレフはツアートップとなる今年68回目の勝利を収めた。

ズベレフはスカイスポーツに対し、「(サーブで)ポイントをうまく打っているし、スピードも先週に比べて少し上がったかもしれない」と語った。

「今日の試合はベースラインから最初の試合よりも良かった。」

27歳のズベレフは今後、全豪オープンでは勝ったものの、今年の全仏オープン決勝で敗れたアルカラスに注目することになる。

「今年のグランドスラムでは本当に厳しい戦いが続いていたので、厳しい試合が予想されます。楽しみにしていますし、見ていて楽しいと思います。」

イリエ・ナスターゼのグループは木曜日に決定し、地元優勝候補で世界ランキング1位のヤニク・シナー対ダニール・メドベージェフ、アメリカのテイラー・フリッツ対アレックス・デミノーとなる。

4選手全員が準決勝進出を争っている。

By jack