ブルームバーグのコンセンサスによると、オーストラリアの労働市場は先月若干冷え込み、10月に創出された新規雇用は約1万6000人にとどまり、アナリストの予想を下回った。同時に、失業率は4.1%で変わらなかったが、それは参加率が67.2%から67.1%にわずかに減少したためだけだとコメルツ銀行の外為アナリスト、フォルクマール・バウア氏は指摘する。
豪ドルは今後数カ月で下落するだろう
「しかし、削減にもかかわらず、労働市場の運営水準は依然として非常に堅調である。新たに創出された雇用の数はパンデミック前の平均である約22,000人を下回ったが、単一の数字を深読みすべきではない。 3か月平均では依然として新規雇用数が4万件を上回っている。」
「また、失業率は4.1%で依然としてパンデミック前の水準を大幅に下回っており、参加率も非常に高い水準が続いています。景気循環に敏感な傾向にある15歳から19歳の若者の失業率は、ここ1年で最低の水準まで低下した。」
「オーストラリア準備銀行は、今月初めにキャッシュレートを4.35%に据え置いたタカ派的な姿勢が正当化されたと感じるはずだ。市場も同様の見方を続けており、最初の利下げは来年半ばのみと織り込んでいる」私の見解では、リスクはより早期の景気減速とより早期の利下げに向けられている。したがって、豪ドルは今後数カ月で下落する傾向にある」と述べた。