12月の労働市場の統計は明らかに予想よりも堅調で、ヘッドラインや詳細は総じて懸念されていたよりも良好だ。それでも、データが不安定であることで悪名高く、失業率は依然として1年前からほぼ1パーセントポイント上昇しており、2017年以来(2020/21年のパンデミックを除けば)2番目に高い水準にあるとRBCエコノミクスのエコノミストらは指摘した。
カナダの12月の雇用はほぼ2年ぶりの大幅な増加に直面している
「雇用需要(求人数)が依然として1年前の水準を大幅に下回っていることから、失業率の広範な傾向が終了する可能性は低いと引き続き考えている(12月も3カ月平均率は上昇し続けた)」
「カナダ銀行(BoC)はすでに12月に、金利がもはや明確に『制限的な』水準ではなくなり、インフレ率が中央銀行の目標である2%付近に戻ってきたことから、利下げのペースはより緩やかになるだろうと示唆した。今後の経済データの進化次第だ。」
「われわれは、最終的に中銀が年内に翌日物金利をいくぶん『刺激的な』水準、つまり中銀が現在の中立金利の可能性の高い範囲と現在見積もっている2.25─3.25%を下回る水準まで引き下げる必要があるとわれわれは引き続き予想している。」