- 月曜日のアジア取引でユーロ/円は161.65まで上昇し、この日は0.22%上昇した。
- 日銀は木曜日に金利を据え置くと予想されている。
- マクロン氏が新首相を任命したことで政治的安定への期待がユーロを押し上げているが、ECBのハト派的な動きで抑制される可能性がある。
ユーロ/円クロスは月曜日の欧州取引序盤に161.65付近で勢いを増した。日本銀行(日銀)が木曜日の12月会合で金利を据え置くとの観測が高まる中、日本円(JPY)は下落した。月曜日後半は予選 ユーロ圏 12月の購買担当者景気指数(PMI)データが発表される。また、 欧州中央銀行 (ECB)クリスティーヌ・ラガルド大統領はこの日後半に講演する予定だ。
の 日銀 は12月18日と19日に今年最後の政治会議を開催する予定だ。市場は現在、12月利上げの確率を30%未満と織り込んでいる。日銀政策当局者の何人かは、日本の借入コストがほぼゼロであるにもかかわらず、インフレ超過のリスクはほとんどなく、さらなる金融政策の引き締めを急ぐつもりはないようだ。これが円に対してある程度の売り圧力となり、ユーロ/円にとって追い風となる。
ユーロ戦線では、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が金曜日、中道の同盟者であるフランソワ・バイルー氏を首相に指名した。政治的安定への期待が共通通貨をある程度支えている。しかし、ECBがさらなる利下げに道を開くため、ユーロの上値は限定される可能性がある。
ECBは先週、政策金利を4分の1ポイント引き下げ3.0%とし、成長率は従来予想よりも弱まると警告した。スワップ市場のトレーダーらは、ECBが来年9月までにさらに5/4ポイントの利下げを実施し、預金金利が1.75%になると予想している。