- ECBが来年さらに借入コストを引き下げることを計画しているため、ユーロ/ポンドは下落圧力にさらされている。
- ECBのラガルド氏は、中期的にインフレ率を目標の2%まで低下させるという中銀の目標は達成できると強調した。
- 英中銀の来年のハト派政策見通しの可能性が高まっているため、ポンドは困難に直面している。
ユーロ/ポンドは3日の連勝を止め、火曜日の欧州時間序盤は0.8290付近で取引された。ユーロ/ポンドのクロス下落は、欧州中央銀行(ECB)による追加利下げへの期待が高まる中、ユーロが下落したことが原因と考えられる。
月曜日、フィナンシャル・タイムズは欧州中央銀行(ECB)総裁のインタビューを掲載した。 クリスティーヌ・ラガルド同報告書は、中央銀行が持続可能な方法でインフレ率を2%の目標まで下げるという目標に近づいていると述べた。しかし、 ラガルド 同氏は、特にサービス部門のインフレに関して継続的に警戒することの重要性を強調した。
さらに、ブルームバーグによると、ECB理事会メンバーのボリス・ブジッチ氏は土曜日、中銀は2025年に借入コストをさらに削減する計画であると述べた。同氏は「方向性は明らかだ。さらなる金利引き下げを伴う2024年からの路線の継続だ」と述べた。
ユーロ/ポンドペアはポンドとともに上昇した スターリング 英国ポンドは、英国のハト派的な政策スタンスへの期待の高まりにより、主要通貨に対して下落した。 イングランド銀行 (BoE) 来年に。市場参加者は現在、2025年に従来予想の46ベーシスポイント(bp)から53ベーシスポイント(bp)の利下げを予想している。この変更は金融政策委員会(MPC)による6対3の投票を受け、委員9人中3人が25bpsの利下げを支持しており、投資家はこれを来年のハト派傾向の兆候と解釈した。
2025年に53bpの利下げが行われるとの市場予想は、25ベーシスポイント(bp)の利下げが少なくとも2回行われることを示唆している。ただ、英中銀の利下げ回数に関する観測は欧州中央銀行(ECB)の予想よりも低く、英ポンドは対ユーロで魅力的な投資材料となっている。